2010年April23日
鹿児島県観音ヶ池市民の森からの4回目のレポート
4月上旬に満開を迎えた桜も、すっかり葉桜へと姿を変えました。
取材に訪れた今日はあいにくの雨ですが、誰もいなくなってしまったこの森に鳥の鳴き声と風の音だけをのこして、
この森本来の静けさを取り戻してくれているようでした。
誰も座っていないベンチが、ほんの10日位前の賑わいが幻だったのかと思わせるような感覚に誘います。
森は緑に染まり、きっと降り積もるように重なって落ちた花びらもすっかり土へ帰り、来年の満開の時の為の新たな糧と
なるのでしょう。森が生きていく限り繰り返されながら、豊かな土が更に森を育てていくのでしょうか。
撮影場所:鹿児島県いちき串木野市 観音ヶ池市民の森
JR鹿児島本線市来駅から車で7分程。
鹿児島市内からは南九州道串木野ICを降りて10分程になります。
観音ヶ池市民の森から鹿児島市内方面へ国道3号線を移動すると、伊集院総合運動公園があります、そこには長い藤棚が
あり、沢山の種類の藤が見ごろを迎えています。
藤といえばパープル、藤色などイメージがありますが白色やピンク、八重のものまで種類があります、ここでは多くの種類が
咲いているのでゆっくりと観察してみるのも楽しいと思います。
撮影場所:日置市伊集院総合運動公園
日置市伊集院町野田1792 (旧伊集院町)
南九州自動車道伊集院ICより車で10分
鹿児島市内を流れる甲突川の桜もすっかりと葉桜になりました。
取材日が5日程早かったこともあり、落ちた花びらが公園をピンクに染めていました、4月という季節は、人の門出を祝ったり、
また新しい仲間を迎えたりと本当に慌しく時間が流れていきます。
桜の花の終わりは必ず自分にとっての大切な記憶を思い出したり、新たな一年の決意をしたり本当に節目を感じます。
鹿児島からのレポートは今回で終了の予定ですが、私も毎日仕事に追われながらも、合間を見てはこれから満開を迎える
北国の桜をレポートで拝見させて頂きながら楽しもうと思います。
撮影場所:鹿児島県鹿児島市の甲突川河畔 高見橋から下流へ1キロ前後
鹿児島中央駅より徒歩5分
2010年April09日
4月5日に鹿児島市の仙巌園へ取材に行ってきました。
こちらは島津光久(島津家19代)が万治元(1658)年に築いた由緒ある庭園です。
敷地面積約5ha 昭和33年に名勝指定(国指定の文化財として、芸術上または鑑賞上価値の高い場所に対し与えられる)を受けています。
園内の桜は量感で圧倒するイメージではなく、どの角度から見ても美しい景色や、建造物と一体化し無駄の無い美しさで
見る人を魅了します。
またこの美しい庭園は、借景技法を用い、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てており、そのスケール感にも圧倒されます。
敷地の広大さも在りますが、一日かけてゆっくり見てまわりたい場所だと思います。
歴史的に重要なものも多くそのままの形で展示されており、月日を重ね更に魅力を増し決して色あせることの無い美しさが
あると思います。
また園内は、桜だけでなく一年を通じ四季の草花で彩られ歴史資料館や季節毎のイベント
が行われ訪れる人々に
季節の移り変わりを感じさせてくれます。
取材場所:仙巌園(正式名称 仙巌園 附 花倉御仮屋庭園)
アクセス:鹿児島中央駅より車で 約20分
バス(カゴシマシティービュー・市営バス3社)「仙巌園前」で下車
* 尚庭園の見学には入園料金が御座います。
2010年April07日
鹿児島市を流れる、甲突川は川岸が公園として整備され沢山の桜が植えられています。
花見の季節になると、そのアクセスの良さから沢山の花見客が訪れます。
川岸も石畳で整備されおり、一年を通じて散歩や景色を眺めながらのんびり過ごせる
憩いの場所です、ここ数日は
夜のお花見が盛んに行われライトアップされた桜の下で
楽しそうな宴が開かれています。
また、薩摩時代の武士屋敷(室内ものぞく事が出来ますが室内には入れません)
の再現されたものも配置され、
観光で訪れる方達にとっては、派手さは少ないですが鹿児島の歴史に触れながらゆったりとしとした時間を楽しむ事が出来ると思います。
川に架かっている石橋も歴史あるものが多く、一緒に設置されている街灯も薩摩切子など
を使ったものがあるので、散歩の際には
是非ゆっくりと時間をかけてご覧になることを
お勧めいたします。
撮影場所:鹿児島県鹿児島市の甲突川河畔 高見橋から下流へ1キロ前後
鹿児島中央駅より徒歩5分
2010年April07日
観音ヶ池の桜も満開となりました(取材日時 2010年4月3日)
深い緑の湖畔を取り囲むようにピンク色の絨毯を敷き詰めたような風景が広がっています。
湖面に浮かぶ、桜の花びらも普段とは違う湖の魅力を感じさてくれます。
取材日は快晴とまではいきませんが、ほのかに暖かい春らしい陽気で週末と言う事もあり、
沢山の人で賑わっていました。
桜はソメイヨシノが中心ですが八重桜の落ち着いたピンク色も風景の中でひときわ美しく
沢山のお花見の人たちの足を
止めさせるような存在感を放っていました。
湖畔に広がる桜の森には、ゆっくりと景色を楽しみながら散歩を楽しむ人々や思い思いの場所で
バーベキューを楽しむグループなど一人一人が楽しそうな表情で観音ヶ池の景色に見入っていました。
これから少しずつ葉桜になって、また緑の静かな森へと戻っていきますが、その素敵な癒しの空間の魅力は
失われる事はないと思える森だと感じています。
撮影場所:鹿児島県いちき串木野市 観音ヶ池市民の森
JR鹿児島本線市来駅から車で7分程。
鹿児島市内からは南九州道串木野ICを降りて10分程になります。
2010年April05日
今回も、博多からフェリーで能古島(のこのしま)に訪れました。
この日は天気もよく、たくさんの人がお花見に訪れてました。フェリーに乗れるか乗れないかというほどの人の多さに驚きです。
前回は全く静かな島の風景でしたが、お天気も良く桜が満開間近の能古島はとてもにぎやかでした。桜が咲いているアイランドパークから海を見下ろすことができます。
桜の枝に囲まれて空が桜模様のようです。
桜の花って何度見てもどこで見ても、心奪われてしまいますよね。単なる「美しさ」だけでは表現できない気持ちになりますね。
桜以外にもこの「のこのしまアイランドパーク」は今、春の花盛りです。
丘から降りると・・・・なんと!
「桜」と「海」と「菜の花」桃色、青、黄色。驚きです!満喫!
今回、能古島「のこのしまアイランドパーク」以外でどうしても行って見たいところがあり、行ってきました。
展望台の方向に歩いていくと、檀一雄の文化碑があります。
「モガリ笛 いく夜もがらせ 花に逢わん」という句が刻んであります。
檀一雄が死の5日前に書いたものだそうです。放浪の後、この島に来てこの島を第二の故郷として愛し、この島でなくなりました。
檀 一雄もこの美しい風景を見てたんですね。
能古島より「桜だより放浪記」でした。
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